【ヴェノム】黒くて強くてカッコイイ、最凶のアイツ!
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タイトル:ヴェノム
ジャンル:アクション
日本公開:2018年
製作国 :アメリカ
監督  :ルーベン・フライシャー
出演  :トム・ハーディ / ミシェル・ウィリアムズ / リズ・アーメッド

 

あらすじ
敏腕記者のエディは大企業〈ライフ財団〉が行っているという人体実験の真相を掴むために取材を行う。
しかし〈ライフ財団〉からの圧力によりテレビ局を解雇されてしまい、結婚を考えていた恋人とも破局してしまう。
それから自堕落な生活を送っていたエディだったが、宇宙からやってきた謎の生命体〈シンビオート〉に寄生され、凶悪な存在〈ヴェノム〉となってしまう。
というお話し。
メタ壱スコア 3.1

いよいよ公開されました、みんな大好きスパイダーマンの最凶の敵の一人〈ヴェノム〉の単独作品!
ちなみにアベンジャーズシリーズ(MCU)とは関係ありません。
MCUはディズニー作品、今作「ヴェノム」はソニー・ピクチャーズの作品です。
2002年から製作されたスパイダーマンシリーズ及びアメイジング・スパイダーマンシリーズと同じソニー・ピクチャーズ作品で、ヴェノムはスパイダーマン3にて一度登場していますが、今作はそれとは別物なので初めて観る方でも問題なく観る事が出来ます。

さてさて今作の「ヴェノム」ですが、正直僕が思っていた“ヴェノム”とは結構違いました。
映画のポスターなどでは“悪”というフレーズが強調されていました。
なので、主人公がヴェノムに寄生されドンドンと残虐な事をしていくようなホラー的な作品かと思っていました。
しかしヴェノムはそんなに“悪”って感じではなく、むしろカワイくさえ感じました(笑)
主人公・エディとヴェノムは「寄生獣」の新一とミギーのような関係で、いわゆるバディモノといった感じ。
エディは宇宙生物のヴェノムに寄生されてしまう訳ですが、それは体と意思を完全に乗っ取られるのではなく、一つの体にエディとヴェノムが共存するという形になります。
映画評論家の町山智浩さんはこれを「ど根性ガエル」と言っていましたが、まさにそんな感じで二人のやり取りはどこかコメディチックでもあります。
ヴェノムも、凶悪な宇宙生物というよりも、ただ単に宇宙生物ゆえに人間や地球の常識を知らないから凶悪っぽい行動をとるだけで結構物分りがいいんですよね。
このあたり、「ドラゴンボール」のミスターサタンと魔人ブウの関係にも近いような感じがしました。
個人的にはR-15レベルのグチャグチャドバドバを期待していたのでこの辺りは期待はずれでしたが、その辺りを踏まえてみるとバディモノとして十分楽しめると思います。

ストーリーはと言うと、よくある感じの普通の物語りでした。
冒険系の少年漫画の第一話みたいな感じ。
これからシリーズ展開していく為のエディとヴェノムの出会いからダークヒーローの誕生、それに加えてこの世界観の説明がメインになっているなと感じました。
なので一本の映画としては、割と普通な作品だと思います。
この作品は評論家の方々には評判が良くなかったと聞きましたが、こういう可もなく不可もなくな所がそういった評価に繋がったのかもしれません。

その反面、ユーザーの評価はすごく高い!
今年の作品で言えば「グレイテスト・ショーマン」もそうでしたが、「ヴェノム」も評論家と一般ユーザーの間で評価が大きく離れています。
おそらくこれは評論家の方々と一般ユーザーでは作品を観る視点が違うからなのだと思います。

一般ユーザーの僕たちからすると、物語りの構成などの細かい事は割とどうでも良くて、単純に“面白いと感じた”かどうかが重要な訳です。
そういう意味で、ストーリーは凡庸なものの、ヴェノムのキャラクターやエディとの関係・やり取りなどがとても魅力的で素直にワクワク出来ます。
予告でも使われている「We are Venom」というセリフのシーンなんかメッチャかっこいいです(笑)
一般的な映画とヒーロー映画って楽しみ方が違うと個人的に思っているのですが、こういう映画は単純に「カッコイイ!」で楽しむのでいいのだと思います。

そんな訳で、なんだかグロそうで子供には観せられないかもと思っている親御さんは、普通のヒーローものと同じ感覚で子供に観せても大丈夫だと思います!

今後「ヴェノム」はシリーズ展開していくと思いますが、この先どんな展開になるのか、スパイダーマンは登場するのかなどなど楽しみです。
ちなみに、アメコミ系ではわりとお馴染みですが、この作品もエンドロール後に映像がありますので、ちょっと長いですが最後まで辛抱強く待ちましょう!

 

■ダークヒーローの魅力
今作のヴェノムはいわゆるダークヒーローというやつです。
世の中には沢山のダークヒーローがいますよね。
ダークヒーローの中にも色々なタイプのキャラクターがいますが、なぜかダークヒーローって魅力的なんですよね。
普通の正義のヒーローとは違う独特の魅力。
ダークヒーローはそのキャラクターの中に“負”の部分を持っています。
正義の心を持ちながらも法を逸脱した自警団的存在のバットマンやデスノートのキラ(初心)。
根本は悪なのに、結果として人を救う事になるようなベジータやスーサイドスクワッドの面々などなど。
もちろん真っ直ぐなヒーローも魅力的です。
しかし、僕たち普通の人間は心の中に“負”の部分も持っています。
だから完璧なヒーローよりもダークヒーローの方が親近感を感じるのかもしれません。
正しい事しか出来ないという縛りをもったヒーローよりも、自分の欲望や信念に素直なダークヒーローの方がより人間らしいとも言えると思います。
今作の「ヴェノム」の、一つの体にエディという普通の人間のキャラクターと欲望に素直なヴェノムが共存しているというのがまさにリアルな人間の本質を表しているようです。
そして誰しもが心の中に持っている欲望や破壊衝動などを代行してくれるヴェノムの行動に爽快感のようなものを感じるのだと思います。
エディの中にいるヴェノムは、エディ自身の中の欲望や攻撃性が具現化したものであり、それと同時に地球上では宿主無しでは生きられないヴェノムは良心としてのエディが必要だと言う事なのだと思います。
実はこのエディ&ヴェノムはその本質が極端に表現されただけで、本当はどこにでもいる普通の人間だと言えるのかもしれません。

 

まとめ

やっぱ“黒いヤツ”ってカッコいいですよね!
「うしおととら」の紅蓮や「ドラゴンボール」のターレスやゴクウブラックなどなど。
スパイダーマン3のヴェノムは単純な敵、悪のキャラクターでしたが、それが主人公になる事でまた魅力的なヒーローが一人誕生しました。
今後の展開も気になりますが、MCUの方にもいつかヴェノムが出ないかなーと期待しています!

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