【プランマン  恋のアラームが止まらない!】恋×音楽×潔癖症のドタバタラブコメディ!
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プランマン 恋のアラームが止まらない!
ジャンル
恋愛 / コメディ 日本公開ー 製作国韓国 上映時間121分 監督ソン・シフプ 出演チョン・ジェヨン / ハン・ジミン / チャ・イェリョン
あらすじ
図書館で司書をしているジョンソクは強迫性人格障害。
毎日を時計のアラーム通りに生活し、予定に無い事はしない。
極度の潔癖症で汚いものは絶対に素手では触らない。
そんなジョンソクは行きつけのコンビニの店員であるジウォンに恋をする。
しかし同じく潔癖症のジウォンは強迫性人格障害を理由にジョンソクの告白を断る。
意気消沈のジョンソクだったが、同じコンビニの店員である女性ソジョンに病気の克服の一環としてバンド活動に誘われる。
渋々バンドに加わったジョンソクだったが、ガサツで破天荒な自分とは正反対のソジョンに振り回される事になる。
こんな人にオススメ!
●笑って泣いて鑑賞後にほっこりできる作品が好きな人。
●心の病をテーマにした作品に興味がある人。
●音楽作品が好きな人。

笑って泣いて、強迫性痛快ラブコメディ!

©2014 LOTTE ENTERTAINMENT

みなさんは“強迫性人格障害”という病気をご存知でしょうか?
なかなか聞き慣れない名前ですよね。
強迫性人格障害とは、過剰な完全主義に囚われるというパーソナリティ障害の一種です。

主人公のジョンソクはきっちりとした計画通りの毎日を送るため常に時計のアラームをセットしそれに合わせた生活を送っています。

これだけ聞くとただの几帳面な性格の人のように感じますが、ジョンソクの完璧主義は半端じゃないんです!

毎日時間通りに目を覚ますのは当たり前。
一分のズレもなく家を出て、一分のズレもなく出社し、一分のズレもなく昼ごはんを買いにコンビニに行きます。

ジョンソクの完璧主義はそれだけではありません。
とにかく汚い物が大嫌い。
人がお菓子のカスをこぼせばすぐに掃除機をかけるし、彼にとっては可愛い野良猫も病原菌の塊、誰かにハグなんてされた日にはパニックを起こして行きつけのクリーニング屋に直行です。

超が10個じゃ足らないくらいの潔癖症なんです。

そんな彼は行きつけのコンビニで働いている女性ジウォンに恋をしていました。
ジョンソクは、端正な顔立ちに、一切の乱れのない綺麗な髪、そしてとても丁寧な仕事ぶりのジウォンに自分と同じ匂いを感じ彼女こそ自分の理想の女性だと確信します。

しかし、勇気を振り絞って告白したジョンソクはこっぴどくフラレてしまいます。
実はジウォンも潔癖症だったのです(おそらく強迫性障害)。

ジウォンはそんな自分が嫌でした。
だから、自分と同じ潔癖症であるジョンソクの事も受け入れられなかったのです。

完璧主義である事に満足している強迫性人格障害のジョンソクと、自分が潔癖症である事に苦しんでいる強迫性障害のジウォンはよく似ているようで、実は水と油な訳です。

こういった症状は本人達にとってはメチャメチャ重要で大変な事です。
リアルに描いたら観ている方も辛くなってくるでしょう。
しかしコメディ調で描かれるジョンソクのそんな姿は可笑しくてどこか愛らしくみえてしまいます(笑)

何かに触ればいつも持ち歩いている消毒スプレーでシュッシュし、事あるごとにパニックを起こしては慌てふためくジョンソクは、鬱陶しくも憎めない、可愛いオッサンなんです(笑)

そんなジョンソクが出会うもう一人の女性がジウォンと同じコンビニで働くジョンソクたちとは正反対の性格のソジョンです。

ソジョンは天真爛漫、大雑把、汚いのなんて全然平気な、ジョンソクにとっては天敵とも言えるような女性です。

完璧主義な性格が原因でソジョンにフラレてしまったジョンソクは自分を変える為に渋々ながら病院に通い始め、そんな流れでソジョンに押し切られるように二人で音楽バンドを組む事に。

こっちもこっちで水と油な訳です。

積極的な性格のソジョンは、消極的な性格のジョンソクを振り回します。
それはもうブンブン振り回します

おかげでジョンソクの規律正しい生活はメチャメチャに!

ソジョンはジョンソクが変われるように彼に対して色々な事をするのですが、そのどれもが荒治療
普通の人にとっては全然当たり前の事なんですが、ジョンソクにとってみたら超大問題。
パニックを起こし慌てふためくジョンソクと隣で呑気にヘラヘラしているソジョン。

そんなデコボココンビが繰り広げる、ある意味バディムービーとも言える本作。

なんだか自分に自信が持てなくてちょっと落ち込んでいるような時に是非観てみて下さい。

きっと前向きで元気な気持ちになれると思いますよ。

そしてあなたも恋がしたくなる!?

 

 

カワイイ音楽に注目!

©2014 LOTTE ENTERTAINMENT

この作品の魅力と言えば、ソジョン(とジョンソク)の歌うカワイイ音楽は外せません。

ソジョンとジョンソクが音楽バンドを組むというストーリーなので、劇中に何度かライブシーンがあります。

そのどれもがノリがよくてカワイイ曲なのですが、どこかマヌケな感じのちょっと変わった楽曲ばかりで凄く耳に残るんですよね。
更に歌詞は輪をかけてヘンテコなところもポイントです(笑)

ソジョンがジョンソクの恋愛観察日記を読んで書いたメインテーマ曲ともいえる「プランマン」や、ジウォンの治療への気持ちを歌った「犬にあげちゃって!」などユーモアいっぱいの楽しい曲ばかりです。

そんなソジョンを演じているのは韓国のみならず日本でも人気のある女優のハン・ジミンさん。
歌がとてもお上手なのはもちろんですが、彼女の歌声の可愛い事可愛い事。

ハン・ジミンさんの容姿と役柄のキャラクター性に彼女の歌声と曲がとてもマッチしていて、一言で言うととてもチャーミング!

映画を観終わったあとついつい「ニャーニャーニャーニャー」口ずさんでしまいそうになります。

本作「プランマン」はラブコメとしてだけではなく音楽映画としても楽しめるお得な作品だと思います。

 

 

中身の詰まった良質ラブコメ!

©2014 LOTTE ENTERTAINMENT

ぶっちゃけパッケージを観るとなんだか安っぽいラブコメ作品のように見えませんか?

正直僕ははじめそんな印象でした(笑)

しかし、そんな印象で本作を観てみるといい意味で裏切られると思います。

コメディ調でありながら病気の描写はとても丁寧ですし、人と人との繋がりもとてもしっかりと描かれているんですよね。

主人公はジョンソクですが、その周りのソジョンやジウォン、ジョンソクが通うグループセラピーの先生や仲間たち、職場の同僚など周囲を囲む人々がただの脇役ではなくちゃんとした一人の人間として描写されているように感じられました。

ですから本作のテーマの一つである、人が人との繋がりの中で変わっていくという事にしっかりとした説得力があります。

終盤ではこれまでのポップな雰囲気からは想像も出来ないような重い人間ドラマに涙を誘われる場面もありますし、観終わった後にはすっきりとした優しい満足感に包まれます。

笑いあり、涙あり、カワイイ歌あり!
気軽に観れる作品でありながら、中身の詰った満足度の高い本作
オススメです!

 

©2014 LOTTE ENTERTAINMENT

とにかく優しさに溢れた作品!

この作品には本当の意味で悪い人ってほとんど出てこないんですよね。
ジョンソクを利用して再起を図ろうとするオジサンはいけ好かないですが、彼もなんだか憎めない。

あのオジサンは、子供の頃のジョンソクの生放送での行動のせいで自分の人気が失墜してしまったと思っていたんでしょうね。

だから彼の行動はジョンソクに対する仕返しみたいな部分もあったんだと思います。

でも、最後の発表会でジョンソクの本心を知り彼を利用する事を止めます。
彼も根っからの悪人ではなかったんですよね。

そして僕が一番好きなシーンが、ジョンソクが遅刻、早退した時に職場の同僚の人達が大喜びする場面です。

普段はジョンソクに対して面倒臭そうな態度をとっている彼らも心の奥ではジョンソクの事を好いていたんだなぁと嬉しい気持ちになりました。

グループセラピーの人達もそうです。
なんだかんだでみんながみんなを思いやっていますよね。

こういう優しい世界ってコメディならではだと思うんです。
リアリティのあるシリアスな作品だとこうはいかないですよね。

そして、ヒロインのソジョン。
ホントに素敵な人。

本当はジョンソクにとっては一番あり得ないタイプ。

ソジョンは以前、自覚がなかった事ではあるけれど不倫をしていました。
よく不倫は“不潔”な行為だと表現されます。
つまり、強い言い方をするとジョンソクにとってソジョンは“汚い女”な訳です。

そんな彼女の人間性を知り好きになって行くというのはそのままジョンソクが潔癖症を乗り越えて行く事の象徴と言えるのだと思います。

恋が人間に与える力って本当に強いなぁと改めて感じました。

そこでちょっと気になったのが、ジョンソクが最初に好きになったジウォンの気持ち。

彼女の本心ってどうだったんでしょうね。
ジョンソクをふったものの、ジョンソクが病院に通い始めバンドを始めたりして少しずつ変わって行くのを見たからなのか、ジウォンも少しずつ変わっていきました。

はじめはきっちりした髪型だったジウォンでしたが、ジョンソクと二人で映画館に行くシーンではウェーブのかかった髪型に変わっていてとても素敵でした。

もしかしたら、努力しているジョンソクを見ている内に彼女も少しずつ好意を持ち始めていたのかなぁなんて思いました。

劇中の「簡単に変われたら変人でしょ?」というセリフの通り人が変わるのはとても難しい事です。

それが人に恋をしたり、恋愛でなくとも誰かの為を思う事で大きな原動力を得る事があります。

人間って意外と自分の為には力が発揮できない生き物なんじゃないかと思うんですよね。
でも他人の為なら自分の為の時の何倍ものエネルギーが湧いてくる。

人は人との繋がりによって変わっていけるのだと思います。

ジョンソクはとびっきりの変人ですし、物語りのラストでもようやく最初の一歩を踏み出したところだと思いますが、好きな人や大事な友人に囲まれ変わって行く事に強い意志を持ち始めた彼はきっと時間をかけて強迫性人格障害を克服していけるのだと思います。

ほんとうに温かくて優しくて素敵な作品でした。

 

メタ壱スコア:4.0

とにかく大好きな作品。
僕が愛用している映画専門SNS「フィルマークス」を見てみるとプランマンの視聴数すごく少ないんですよね。

でも、レビュー内容をみてみるとみなさんけっこう高評価。
隠れた名作というわけです。

ハン・ジミンさんの歌う歌も大好きで、たまにライブシーンだけ再生したりしています(笑)

また、主人公の強迫性人格障害を始め心の病を知る入門的な作品としてもとても良いのではないかと思います。

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