【シュガー・ラッシュ:オンライン】ネットの世界で見つけた二人の友情の形。
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シュガー・ラッシュ:オンライン
ジャンル
アニメ / ファンタジー 日本公開2018年12月21日 製作国アメリカ 上映時間112分 監督リッチ・ムーア / フィル・ジョンストン 出演ジョン・C・ライリー / サラ・シルヴァーマン / ガル・ガドット
あらすじ
ゲームの世界で悪役のラルフとプリンセスのヴァネロペ。
ある日ヴァネロペの住むゲームシュガー・ラッシュの筐体ハンドルが壊れてしまい廃品の危機に。
シュガー・ラッシュの世界を救う為、親友のラルフとヴァネロペはハンドルを求めてインターネットの世界へ!
ゲームの世界とは違う果てしなく無限に続くインターネットの世界を目の当たりにした二人。
ハンドルを手に入れ次第はやく元のゲームの世界へ帰りたいラルフだったが、ヴァネロペは刺激的なネットの世界へ残りたいと言い出す。
こんな人にオススメ!
●友情ストーリーが好きな人。
●ネットの世界を題材にした作品が好きな人。
●“あるあるネタが好きな人。

帰ってきたラルフとヴァネロペ、インターネットの世界へ!

前作「シュガー・ラッシュ」では、古いゲームで悪役キャラだったラルフと最新ゲームのヴァネロペの友情が描かれていました。

それから6年、その“新旧”というテーマをグレードアップさせ二人はゲームの世界からインターネットの世界へと飛び出して行きます。

前作では古いゲームのキャラであるラルフと新しいゲームのキャラであるヴァネロペが対比として描かれていましたが、今作では古い世界=閉鎖的で変化のないゲームの世界新しい世界=無限に広がり変化し続けるネットの世界という対比構造で描かれているのです。

そんな対象的な2つの世界を知った二人。

古いゲームのラルフは元のゲームの世界に戻りたがり、新しいゲームのヴァネロペは刺激的で自由なネットの世界に惹かれます。

つまり新旧をテーマにしていた前作に“保守と革新”という構図が加わったのです。

© 2018 Disney.

予告でも良く目にするシーンでヴァネロペが歴代のディズニー作品のプリンセス達に会う場面があります。

そこでラプンツェルがヴァネロペに対し一番大事な質問と前置きして「男の人がいなければなんにも出来ない女の子だってみんなに思われてる?」と聞きます。

それに対しヴァネロペは「そう!それってムカつくよね!」と答えプリンセスたちは「本物のプリンセスだわ!」とヴァネロペを絶賛します。

このシーンは保守的とも言える昔のディズニー作品に対する自虐であり、ディズニーが時代と共に変わっていっているという事がユーモアたっぷりに表現されています。

そしてユーモアと言えば視覚的に表現されたインターネットの世界!

僕たちに身近なインターネットの世界がSFに出てくる未来都市のようにきらびやかに描かれていて映像を観ているだけで飽きません。

そしてそこかしこに散りばめられた“ネットあるあるネタ”がいちいち面白いんです。

動画サイトにはネコと赤ちゃんの動画が溢れていたり、ポップアップ広告がお邪魔なキャラとして登場したり、「わかるわかるw」と思わず心の中で頷いてしまいます(笑)

最近のディズニー作品全般に言える事ですが、こう言った社会性を含んだユーモアたっぷりな表現が作品を“大人も楽しめる子供向け作品”ではなく“大人も子供も楽しめる作品”にしているのだと思います。

中にはアニメに対して抵抗がある人もいるかも知れませんが、そんな人にでも楽しめる作品に仕上がっていますので是非一度観て頂きたいなと思います。

また今作は「シュガー・ラッシュ:オンライン」は「シュガー・ラッシュ」の続編になっていますので、前作を観ておく事をオススメします。

今作だけでも楽しめる作品にはなっていますが、「シュガー・ラッシュ:オンライン」の一番のテーマはラルフとヴァネロペの友情なので前作を見ておいたほうが二人の友情の物語りをより堪能出来ると思います。

 

 

親友二人の選ぶ生き方。

© 2018 Disney.

今作の最大のテーマは親友であるラルフとヴァネロペの友情

前作「シュガー・ラッシュ」で親友になった二人。
それから6年間二人はいつも一緒でした。

しかしネットという刺激的で新しい世界にやってきた二人の考え方に違いが出てきてしまいます。

毎日が同じ場所で同じ事の繰り返しであるゲームの世界に物足りなさを感じていたヴァネロペはネットの広大で変化の連続である世界を知った事でこの場所で生きていきたいと思うようになります。

一方同じ事の繰り返しである毎日に幸せを見出していたラルフは早く元のゲームの世界に帰りたいと思うのです。

こうして生き方・考え方に違いが出て来てしまった二人。

こういう選択って僕たちの世界にもよくある事ですよね。

地方の生まれ育った田舎で生きていきたいと思う人と、田舎から都会に出て行きたいと思う人。
安全で住み慣れた日本の中で生きていきたいと思う人と、刺激や新しい価値観を求めて海外に出ていきたいと思う人。

古いゲームのキャラであるラルフは保守的な考えを持ち、新しいゲームのキャラであるヴァネロペは革新的な考えを持った事で二人の生きる道が違ってきてしまったのです。

この保守的な考えと革新的な考えというのは僕たちの普段の生活の至るところに存在します。

安定した職種や会社を選ぶ人もいればベンチャー企業を立ち上げる人もいます。

ガラケーで十分という人もいれば、常に最新のスマホを欲しがる人もいます。

新しい世界を知る事でこういう対局的な考えを持ってしまった二人の関係はネットの世界での冒険を通してどのように変化していくのか。

ヴァネロペと離れたくないラルフの強い思いと、ラルフの事は大好きだけれど自分の望む生き方を見つけたヴァネロペ。
そんな二人はお互いの関係を見直した時どんな結論を出すのか。

この物語りの結末はもしかすると僕たちが人間関係の帰路に立たされた時のヒントの一つになるかもしれません。

 

 

小ネタを探すのが楽しい!

刺激的で楽しい映像で描かれるインターネットの世界。
この「シュガー・ラッシュ:オンライン」のネットの世界にはたくさんの小ネタが散りばめられています。

© 2018 Disney.

僕たちにもお馴染みのGoogleAmazonTwitterなどのサービスがたくさん登場するのですが、背景をよく観ているとさらに多くの色々なお馴染みのものが登場しています。
「あ、今のシーンの後ろのビル群の中に楽天があった!」など小ネタを探すのも楽しい作品なんです。

それだけではなく、過去のディズニー作品のキャラが登場するのも魅力の一つ。

歴代プリンセスはもちろん「スター・ウォーズ」「MARVEL作品」のあんなキャラやこんなキャラが沢山出て来ます。

そういう意味では同年(2018年)に公開された「レディ・プレイヤー1」と同じような、本編以外の部分での楽しみがたっぷり用意された作品でもあります。

あなたはいくつ小ネタを見つける事ができるでしょうか?

 

メタ壱スコア:3.7

とにかく楽しい作品!
ネットの事に詳しくない人にはピンと来ない部分もあるかもしれませんが、普段ネットに親しんでいる人にはとても楽しめるネタがたっぷり用意されています。
そして沢山笑えます。

僕が劇場に行った時、隣が小学生くらいの女の子二人組みだったのですが、一緒になって笑っていました。
中年のオッサンと小学生が一緒に笑える作品って凄いなーと思うんです。

そして安定のクオリティの映像と良く練られたストーリー。

やっぱディズニーって凄いなーと改めて感じた作品でした。

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