【風の電話】傷ついた心を癒す少女の旅と出会い。
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岩手県に実在する、亡くなった人とお話が出来ると言われている“風の電話”をテーマにした作品。
東日本大震災で被災し家族を亡くしたハルは伯母に引き取られ広島で二人暮しをしていた。
ある日、伯母が病で倒れた事をきっかけにハルは故郷である岩手への旅に出る。

そして旅の中で出会った多くの人たちと、人との繋がりの象徴ともいえる“食事”の時間を通してその存在の温かさにハルは触れていく。

心を閉ざしていたハルはそうして人と繋がり、人生を共有し、他人の傷に触れ、過去を乗り越えようともがく。

ワンシーンワンシーン、特に食事のシーンは長回しで撮影されていて、視聴者にハルの心に寄り添う時間と空気を与えてくれる。

そんなハルを演じたモトーラ世理奈さんの演技がとても素晴らしく、セリフが少ない分、表情や振る舞いで心の機微を表していた彼女の表現力に脱帽。

震災時の映像などは使わず、登場人物の繋がりと演技力であの時の壮絶さと、のこされた人々の心の傷を描ききっているというのは本当に凄い事だと思います。

震災だけでなく、様々な事情で辛いものを抱えている人の心に優しく寄り添い手を引いてくれる、そんな作品でした。

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