【見えない目撃者(日本)】犯人との闘い、自分との闘い。
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目の見えない元警官・なつめが遭遇した少女誘拐事件、そして発覚する猟奇的な連続少女殺害事件を描いたスリリングなサスペンス作品。

韓国版、中国版のリメイク作品。
そちらは未鑑賞の状態で本作を鑑賞しました。

僕の大好きな作品「リトル・フォレスト 夏/秋/冬/春」を手がけた森淳一監督の作品なのですが、リトル・フォレストの優しくゆったりした雰囲気とはうって変わって、途切れない緊張感にドキドキハラハラが連続の本作!
しかもR-15指定!
結構グロテスクな表現もありかなり刺激的であります。

ただ個人的には、ギリR-15かな?くらいの印象だったのでグロ系が苦手な人でも、一部シーンで目を手で覆えば大丈夫なんじゃないかと思います!

そして本作の特徴と言えば主人公が盲目であるというところ。
それが物語の展開をさらにスリリングなものにしているのですが、盲目という設定によって描かれているのはそれだけではありません。

主人公・なつめは持ち前の正義感から警察官になり、しかし自らの過失により起こした交通事故により視力と実弟を失ってしまいました。

それはなつめにとってとても耐え難い現実。
それをきっかけに殻に閉じこもったなつめでしたが、事件との遭遇をきっかけに本来持ち合わせていた正義感を蘇らせ自身の危険をもかえりみず単身事件の捜査に乗り出します。

しかしそれは彼女にとって単なる正義感の発露というだけのものではなく、弟を死なせ自らもハンディキャップをも背負ってしまった事で本来の自分を見失ってしまっていた自分自身との闘いでもあるのです。
それはなつめのバディ的存在である青年・春馬も同じ。

その普遍的な“自分自身と、今置かれている現実との闘い”というテーマがサスペンス作品である本作に人間ドラマとしての深みを与えていて、鑑賞者に対する応援的なメッセージが内包されているように僕には感じました。

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