【左様なら】喪失が浮き彫りにするクラスのひずみ。
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一人の女子生徒の死をきっかけにクラスの中にあったひずみが表面化してゆく様が、その美しい映像表現とは対象的に、リアルに、生々しく、痛々しく描かれている作品。

高校の“クラス”という小さな閉鎖的社会の中に渦巻く若者たちの様々な感情。
友情、嫉妬、恋愛、イジメ、怒り、諦観、後悔、優越感、抑圧。

友人の死による喪失によって心の中の何かが変わってしまい、とある出来事をきっかけに女子生徒達からハブにされるようになってしまった由紀は、クラスのそんな様子をどこか冷めたような、虚し気で諦観的な視線で眺める。
そうして見えてくる小さな社会の群像と、由紀自身の心の中のモヤモヤとした感情の奥にあるもの。

誰もがどれかのキャラクターに感情移入でき、胸の中にある過去のかさぶたを刺激される痒くて痛い青春作品でした。

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