【岬の兄妹】この兄妹から目をそらしてはいけない。
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貧困に喘ぐ兄妹の兄は知的障害を持った妹に売春をさせるという最低な選択をする。

しかしその“最低”な行為によって生活の糧を得、妹は売春という行為の中で今まで得ることの出来なかった“愛”を感じる。

誰もすくい上げてくれない世の中で、この2人の行為を責める事が誰に出来るのか。

この社会で誰もがないものとして目を背ける現実を抉り出し白日の元にさらけ出したこの作品は、その過剰なまでの目を背けたくなるような描写をもってして描ききる事でそのテーマから逃げる事なく、まるで社会の底から伸ばされた掌の強い握力のような力で観るものの心臓を握り締める。

この一見キレイに並べられた社会と言う名のパズルとそのピースは、本当はいびつで噛み合わない形のものを寄せ集め無理矢理詰め込んだものに過ぎず、そうして出来たピースの隙間は、取りこぼされた人々の悲痛によって埋め合わされているのかもしれない。

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