【少女邂逅】蚕のように糸をまとった少女たちの閉ざされた世界。
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学校でイジメを受けている女子高生・ミユリは、ある日クラスに転校生してきた不思議な魅力を持つ少女・紬(ツムギ)と出会い仲を深めていくが…というお話。
少女たちの、蚕と邂逅の物語。

94年生まれという若い女性監督ならではの繊細なタッチで描かれる、思春期の少女たちの微妙な心の捉え方が秀逸な作品。

美しく、儚く、脆く、幼く、危うく、そして残酷な少女たちの心の奥のさらに奥にある白とも黒ともつかない何かを描けるのは、その時期を通過して間もない枝監督ならではの瑞々しい感性によるものなのかも。

白い制服に身を包み、何の為に生きているのかもわからずにいる彼女たちは、まるで白い糸をまとった蚕のようであり、そんな彼女たちはそのまま繭の中で腐っていくのか、それとも孵化して痛みを忘れ生きていくのか。

青春時代っていうのは、キラキラした唯一無二の素敵な時期であると同時に、どんなに辛くともそこから抜け出す事の出来ない周囲を白い壁で囲まれた牢獄の様な閉鎖時空間という恐ろしい性質も持ち合わせているのかもしれません。

青春の残酷さと苦しみを美しく描いたオススメの一本です。

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