【チワワちゃん】チワワちゃんの死とボクらの青春。
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恋と愛と性、肥大する承認欲求と自己顕示欲、根拠のない自信と根拠のない不安、選択肢は広がるけれど実行はできない苛立ち、嫉妬、憧れ、見えない未来、そんなキラキラしているけれどどこか空っぽな、そんな青春時代。

チワワちゃんはそんな現代を生きる若者たちの内面を一人の女の子として具現化させたような存在で、彼女がバラバラにされて殺された時、彼ら彼女らは散り散りになり青春は終わりを迎えたのだと思います。

だからチワワちゃんは登場人物一人一人そのもの、もしくはその集合体であると同時に、観客の僕たちそのものなのかもしれません。

青春っていうのはある意味で人生においてお祭りのような時期で、とても眩しいけれどパッと咲いて一瞬で終わる打ち上げ花火のようなものだと思います。

そうして祭りを終え日常に戻っていくように、人は大人になっていきます。

だから、必然的に終っていった青春時代は人生にとって特別な時期だし、あの頃の楽しかった事、苦しかった事、恥ずかしい事は大人になった人々にとって全部ひっくるめて大切な時間なのだと思います。

だからチワワちゃんの死はとても悲しいけれど、大人になっていく若者たちにとってとても大事な通過儀礼なのかもしれません。

とても心がヒリヒリする作品で、ルック的には一見若者向けの様な印象がありますが、むしろかつて青春を過ごしてきた大人の人にこそ観て欲しい映画です。

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