【わたしは光をにぎっている】大事な世界の終わり方。
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祖母の入院をきっかけに、亡くなった父の友人の営む東京の銭湯で生活をする事になった澪のお話。

とても静かで少しずつ心に染み込んでくる作品。
なので言葉でこの作品の感想を伝えるのはとても難しい。

上京して出会った人たちと上手く交流の出来ない澪。
無関心で不干渉な一見殺伐とした人間関係の中で、それでも彼女は少しずつその手に光を握りしめてゆく。

その集めた光は湯船に反射する陽の光のように優しく煌めき、そのお湯の温かさを確認するように澪はゆっくりとその温度を確かめる。

そしていつしか彼女にとってこの世界はしゃんと終わらせなければと思うほどに大事な場所になっていたのではないでしょうか。

“映画”のラストシーンがとても大事なものであるのと同じように、何事も終わり方というのは大事で、それ次第でこれまでの出来事や経験が自分にとってどういうものであったのかという事が決定づけられるのかもしれません。

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