【よこがお】
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甥の犯した誘拐事件により人生を狂わされた女性のお話。

犯した罪の及ぶ範囲とは?
犯した罪は本人だけのものなのか?
その親は?
兄弟は?
親戚は?

犯罪を犯した本人や近しい肉親ではなく、その叔母という微妙な距離にいる身内の視点で描かれる人間ドラマ。

被害者ではなく加害者でもない彼女は、同時に被害者でもあり(ある意味で)加害者でもある。
そんな人間の価値観というよりは感情的な追及に晒され、抜け出すことの出来ない責め苦に喘ぐ市子。

社会派という側面を持ちながらも、巧みな構成により隠された登場人物たちの心のありかが、彼女らの間に漂う不穏な空気を作り出し作品全体にミステリー的な不安定さを与え、ひいてはそれが主人公の心の不安定さと苦悩を感覚的に視聴者に覆いかぶせてきます。

一つの罪が生み出す新たな罪と罰を描いた秀作。

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