【やさしい本泥棒】言葉の中に人は生きている。
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1938年、ドイツ。
共産主義者の母親は娘・リーゼルを守るため養子に出す。
文字の読み書きが出来なかったリーゼルは養父に文字を教わり言葉や本に魅せられていくが、戦争の影が忍び寄ってくる、という実話を基にしたストーリー。

ナチスドイツの時代を描いた作品ですが、物語の焦点は一人の少女とその周りの人々の人生に当てられていると感じました。
ナチスも含めた「戦争」というものが壊した人々の人生。

そんな世界の中で辛い思いをしながらも、人と人は思い合い、支え合いながら生きていく。
でも、それらは戦争によって壊され、大事な人たちはいなくなってしまう。

でもリーゼルは新しく出会った“文字”によって“本”を知り、“本”によって“物語”を知ります。

動物の中で唯一人間だけが持つのが“言葉”。
その“言葉”を使って人間は自分の事を相手に伝え、相手の気持ちを知る事が出来ます。

だから交わされた言葉には人の思いと心が宿り、そうして紡がれた“物語”には人そのものが宿るのだと思います。

だからリーゼルは大切な人たちとの事を本にして語り、伝える事でいなくなってしまった人達を生き続けさせたかったのかもしれません。

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